前回のぶらっと大阪観光の後、茨木市内にある通称「光の教会」茨木春日丘教会を見学に行きました。
設計は安藤忠雄。竣工は、礼拝堂が1989年4月、教会ホールが1999年2月
光の教会は、万博公園の北に位置する住宅地の中にあります。
上の写真は南西側から見た建物です。安藤建築らしいコンクリート打放しの外観です。
ここから見えるのは「教会ホール」の部分で、光の教会と呼ばれる「礼拝堂」はその奥に位置します。
北東側から。建物の右にあるスロープからアプローチします。
スロープを登ったところに「見学の方々へ」という看板がありますのでよく読みます。
スロープを上りきったところで左を向くと建物の入口があります。
正面に見えるのが「教会ホール」です。
左の礼拝堂と右の教会ホールを繋ぐように円弧を描くポーチ屋根。
礼拝堂です。
コンクリート打放しの無機質な空間に、壁のスリット窓がつくる「光の十字架」がとても印象的です。
この光を効果的に見せるために床や椅子などは黒く塗られています。
右側の壁は、建物に斜めに突き刺さるように配置されており、安藤建築で割とよく見る手法です。
この壁の向こう側は礼拝堂の入口になっており、入口からの光や窓からの明かりを制御しています。
祭壇側から礼拝堂を見ます。
パイプオルガンの左が入口となっており、建物に入って180°振り向くと光の十字架が見えるという演出です。
続いて教会ホールです。
礼拝堂とは打って変わって、床も椅子も明るい木の色で窓や明かり取りの面積も比較的大きいので明るい雰囲気です。
十字架は丸太の組み合わせです。
言い忘れましたが見学の際、まずこの教会ホールで見学受付をしてから、礼拝堂→教会ホールの順路で見学します。
テラスと礼拝堂の間にある外部階段。登った先は行き止まりです。
この「光の教会」は建築業界では大変有名な建築物ですが、観光施設ではありませんのでいつでも見学できるというものではありません。見学できる日時はあらかじめ決められており、また見学には予約が必要ですので公式ホームページでご確認下さい。