ダウンライトの電球をLED電球(斜め取付け専用)に交換

日常

事務所として使っている2階の部屋は本来寝室だった部屋で、照明器具はダウンライトとブラケットライトで構成されており、ともに白熱電球の器具です。
建築当時はまだ家庭用のLED照明など無く、蛍光灯すら白熱電灯に比べてかなり割高感があり、また、個人的にも白熱電球の暖かみのあるあかりが好きなので、この建物も白熱電灯を多用しました。


事務所として使っている部分の照明は、写真のようにダウンライトを2つ並べたものを1セットとし、これが少し離れた位置にもう1セット有り、合計2セットで部屋全体を照らします。ダウンライトはミニクリプトン電球の60形で消費電力54Wのものです。(部屋は約10帖です)

実際によく使用するのはパソコンの真上にある1セットのみで、2セットを使うことは打合せなど来客時以外ではほとんどありません。この1セットが、点灯時間が長いので半年にいっぺんとか割とよく切れます。自宅の中で一番点灯時間が長い場所でもあるし、省エネのことも考えてLED電球への交換に踏み切りました。
ただ、このダウンライトは電球を斜めに取付けるタイプですので使えるLED電球は限られます。
購入したのはこれ↓

電球を斜め取付するダウンライト専用のLED電球です。
うちの場合は2階で、天井裏に断熱材が敷きつめられておりダウンライトはSGⅠ形を使用しているので、電球も断熱材施工器具対応のものをチョイス。あかりの色は蛍光灯と同じように昼光色も選べますが、電球色が好きなのでこれで。


ミニクリプトン電球(右)との比較。
あれ?、案外大きさが違うぞ。ちゃんと入るのか?


ちゃんと入りました。


一番心配していたのは、現状より暗くならないかどうかということでした。
パッケージには「全光束440ルーメン」「小型電球40形相当」と書かれています。元の電球が60形なので1ランク暗いのかとも思いましたが、実際使用してみたらほぼ同じ明るさでした。おそらく、全光束が40形相当だが、白熱灯はほぼ360°全方位に光を出すのに対し、LED電球はその全てを下方向に集めているので床面照度としては60形クラスの明るさがあるのではないでしょうか。(あくまで想像です)

とりあえず今回は、よく使う部分の1セット(2個)のみLED化しました。
ザックリとライフサイクルコストを試算してみます。

私の場合、明るい昼間は点けませんが雨天など暗い日には点けることもありますし、朝方や夕方に点けることもあります。また、書斎兼用ですので仕事が終わった後も寝るまで点けていることもざらです。その辺を含めると、1日あたり平均8時間くらい点けていると思われます。月にすると約240時間、年間2920時間です。電力料金の単価を22円/kWhとして照明器具1セットでの試算をすると。
白熱電球:54W/1000×2個×2920h/年×22円/kWh=6938円/年
LED電球:6.4W/1000×2個×2920h/年×22円/kWh=822円/年
なんと! 年間6116円もお得!!

ビミョ〜

電球の寿命は白熱電球(ミニクリプトン電球)が2000時間、LEDが40000時間です。
10年間でどれくらい電球交換が必要になるかを試算すると、2920h/年×10年=29200時間なので、白熱電球は29200÷2000=14.6となり、1セットで29.2回交換が必要となります。電球の実売価格を210円とすると、10年で29回×210円=6090円かかります。LED電球は10年でも寿命に達しません。

電気料金と合わせて10年間のライフサイクルコストを比較すると、
白熱電球:電気代69380円/10年+電球代6090円=75470円
LED電球:電気代8220円/10年+電球代(初期投資 実売価格)3060円×2個=14340円
な、なんと!! 10年で61130円、1年あたり6113円お得!!

ビミョ〜

まぁ、たった2個の電球で比較してますからね。
仮に建物全体の電灯をLED化できたら、すごい差になるんでしょう。なるのか?

本当は事務所の次に点灯時間が長く消費電力の大きい器具を使ってるリビングの照明をLED化したいんですが、電球がダイクロハロゲンのスポットライトで、その器具に納まりかつ明るさも同等のものが残念ながら今現在無いみたいです。とりあえず、事務所のもう1セットをLED化しようかどうか、使用状況をみながら検討してみます。

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