WordPressのスマートフォン対応プラグイン4種を比較

WordPress

Google Analyticsのアクセス解析によると、
このブログもiPhoneやAndroidなどのスマートフォンからも
少ないですがご覧いただいているようです。

WordPressはプラグインを導入することによってお手軽にスマートフォン対応ができます。
このブログも対応するべく、プラグインを調べて比較してみました。
比較したのは以下の4種です。

MobilePress Ver.1.1.5
WordPress PDA & iPhone Ver.1.3.1(以下、PDAと記す)
WPtap News Press Ver.2.0(以下、WPtapと記す)
WPtouch Ver.1.9.26

以下の写真の左下に記載の番号は、上記の番号に対応しています。
プラグインによっては設定により表示方法等を変更することができますが、
とりあえずデフォルト設定の状態を掲載しています。(ちょっといじってしまったかも)
長文で画像多用してますのでご注意下さい。

ホーム画面


まず、デザインについてですが、①MobilePressと②PDAはオーソドックスでシンプル。
③WPtapと④WPtouchは似ており、一見してiPhoneを意識してデザインされていることがわかります。
個人的にはシンプルな方が好みです。

ホーム画面ではいずれも最新5記事を一覧で表示しています。
もちろんページ下方にあるNext,Prev等のリンクから新旧5記事ずつ移動することができます。
いずれも各記事タイトルをタップすると個別ページが表示され、そこで記事を読みますが、
③WPtapと④WPtouchについては、これとは別に、記事タイトルの右にある▼のようなアイコンを
タップすると、ホーム画面上で記事本文(文字のみ)を展開し読むことができます。
テキスト主体のサイトならこれで十分かもしれません。

③WPtapはあまり長い文だと途中で省略されてしまいます。
文字数は数えていませんが、おそらく全角文字で500字くらいまでと思われます。
④WPtouchについては省略されないようです。
ただし、④WPtouchの▼はタップしても反応がものすごく悪いです。4〜5回タップしてやっと開く感じ。

記事の検索・ソート

特定の記事を探す場合、キーワードによるサイト内検索や、カテゴリーまたはタグによるソートが
できると便利です。

サイト内検索については、
①MobilePressは各ページの下方に検索ボックスが用意されています。
②PDAは検索ボックスがどこにも見当たらず、できないようです。
③WPtapと④WPtouchはブログタイトルの下に検索タブがあり、
タップすると検索ボックスが表示されます。

カテゴリー、タグによるソートについては、
①MobilePressはカテゴリーやタグを一覧表示するメニューがありません。
②PDAはブログタイトルの下にあるタブからカテゴリーとタグの一覧を表示できます。
③WPtapはカテゴリーの一覧は表示できますが、タグの一覧はありません。
④WPtouchはブログタイトルの右にある▼からカテゴリーとタグの一覧を表示できます。

いずれも、記事の個別ページにいけば当該記事のカテゴリーとタグ(①MobilePressと
②PDAはカテゴリーのみ)が表示され、それをタップすることにより同カテゴリー
または同タグに属する記事の一覧が表示されるようにはなっています。
①MobilePressはどこにもタグは表示されないため、タグで絞る事はできません。

下は②PDAと④WPtouchのタグ一覧です。

②PDAは名前順のリストになっていますが、
タグクラウドのように記事数が多いほど文字が大きく表示されます。
④WPtouchは記事数が多い順のリストになっています。

記事の個別ページ


①MobilePressは文字が小さめで、少し読みにくいかもしれません。
また、XLサイズの文字のところで改行幅がうまく調整されず、前行と少し重なっています。
②PDAと③WPtapは文字も大きめで読みやすいのですが、
逆に標準サイズとLサイズの文字の差がわかりにくいです。
④WPtouchはちょうど中間くらいの大きさで小さすぎず、それぞれの文字の大きさの差がわかり
画面上の情報量もちょうどよく感じました。

下は記事内の画像です。


パソコン上では、上側の写真は幅450px、下側の写真は幅600pxとなるよう掲載しています。
①MobilePressは記事内で最大幅の画像を横幅いっぱいに表示するよう縮小し、他の画像を同じ比率で
縮小しているように見えます。ある意味、サイト管理者の意図に近い表示なのかもしれません。
②PDAの画像はおそらく等倍で、幅300px付近から右側を問答無用でカットされてます。
(右にスクロールしてもありません)
RetinaディスプレイのiPhone4なら、もしかしたら幅600px位まで表示できたのかもしれません。
それにしても、この仕様のままではちょっと使えません。
③WPtapと④WPtouchは、各画像を幅いっぱいになるよう縮小するようです。
画面の小さなスマートフォンでは①MobilePressのような表示より、こちらの方が良いかもしれません。
あと、横に並べた画像はいずれのプラグインでも縦に並べかえられてしまいます。

通常表示で見たい

スマートフォンでも通常のパソコンと同じ表示で見たいって場合があります。
②PDAは変更できませんが、他のプラグインなら閲覧者の意志で通常表示に切り替えることができます。
いずれも各ページのフッター付近に表示切り替えのためのリンクやスイッチがあります。
③WPtapと④WPtouchは通常表示に切り替えても、フッター付近に切替前と同じように
リンク等があり、スマートフォン用のテーマに戻ることができますが、
①MobilePressは、今見ているページの表示方法を切り替えるだけで、テーマ自体を変更しないので、
通常表示内のリンクから別ページに行くと元の表示に戻ってしまいます。

しかし、一時的にせよパソコンと同じ表示にできるということは、
このテーマで標準ではできなかったカテゴリーやタグの一覧から選択することも、
通常表示側で選択できるという裏技が使えます。

プラグインの設定

WordPressのダッシュボードからプラグインの設定ができます。
ここでは、各プラグインの設定できる内容の概略だけを書きます。

①MobilePressは、ブログタイトルとブログの説明ぐらいしか変更できません。
ただ、このプラグインはテーマを複数持つことができます。
新たにテーマを追加するか、標準のテーマのコードを書き換えるしか
カスタマイズする方法がありません。

②PDAは、ブラウザエージェントを追加削除できるのみです。
こちらもカスタマイズはコードをいじるしかありません。

③WPtapは、ブラウザエージェントの追加削除、デバイスごとにテーマの適用するかどうか、
サイトアイコン(ブログタイトルの左に表示される)のアップロード、背景の色を数種類から選択、
ホーム画面や個別ページ、メニューなどで、カテゴリーやタグ、投稿者を表示するかどうか、
などを設定できます。

④WPtouchは、設定メニューも日本語化されていて分かりやすい。
設定項目も豊富です。デバイスごとにテーマを適用するかどうかの設定はできないようですが、
それ以外の③WPtapの設定項目をほぼ含みさらに、テキストの左右中央寄せ設定、
タイトル省略するかどうか、コメントを有効にするかどうか、フォントや一部の背景色の設定、
トラッキングコードの記入、などかなり細かいところまで設定できます。

まとめ

さて、どれにしようか?

文字の大きさや背景の色などは、それくらいなら私でもコードを書き換えられると思うので重視しない。

②PDAはデザインは好きなんだが、やはり画像の処理の仕方がまずい。
あと、他のに比べると読み込みが遅い。いちいち「Loading」とか出る。→ 落選

③WPtapはデザインが若干洗練されていないが、大きな欠点はない。
タイトルの文字化けは、コードを書き換えれば対応できるはず。
しかし、どうしても高機能で洗練された④WPtouchと比べると霞んでしまう。→ 落選

①MobilePressか④WPtouchで迷った。
①MobilePressはデザインも機能も非常にシンプル。
④WPtouchはこれでもかっていうほど高機能。対極に位置する。
スマートフォンで、カテゴリーやタグによるソートなんかするだろうか?
Google検索結果から、目的の記事に直行するだけなんじゃないか?
常連さんなら、ホーム画面から最新記事を読むだけなんじゃないだろうか?
とかいろいろ考えたけど、
結局④のWPtouchを採用することにしました。

理由は、 とりあえず手軽にカスタマイズしたい。
ちょっと今、忙しくてコード調べたりいじったりしてるヒマナッシングなんです。(死語・・・)

根が凝り性なもんで、時間があれば①MobilePressをカスタマイズしたいんですが、ちょっと今は無理。
本当はスキルがあれば②PDAの画像問題とかすんなり解決できるんだろうけど、今の私では無理。
今の私にはお手軽がサイコー!!

≪ 予告 ≫
次回は、WPtouchのカスタマイズ(という名のただの設定変更)をお送りします。

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