バスシャワー水栓のサーモスタットを交換

日常

先日、自宅浴室のシャワーバス水栓からぬるいお湯しか出なくなった。
水栓の湯温調節ハンドルを最熱にしてもぬるい。体感的には36〜38℃程度か? つまりシャワー浴びて風呂から上がるとこの時期でもちょっと寒い。

どうも水栓内蔵のサーモスタットが調子悪いみたいだ。

 

LIXILのサービススタッフに見てもらう

水栓は、LIXIL(当時INAX)のBF-A146Tという壁付け型のシャワーバス水栓。

メーカーのサービススタッフに見てもらったら、やはりサーモスタットの交換が必要とのこと。部品を持ってるので今すぐ交換できるとのことだが、部品代、工賃、出張費を合わせると結構な額になる。

しかし、サービススタッフから
「ご自身で交換するのは難しくないですよ。今持ってきている部品をお売りしちゃうと出張費が加算されちゃいますが、今からメーカーに部品発注して郵送でお届けする分には部品代(+送料)だけです。届くまでの1〜2日はこの状態を我慢してもらう必要はありますが。」
とのアドバイス。

部品を発注してもらうようお願いした。

しかも親切に持って来ている部品を見せてもらい、おおまかな交換方法や温度調節のコツまで教えていただいた。「部品にこのような取付説明書がついてますんで、この通りにやってもらえれば大丈夫です。(^▽^)ニコッ!!」

なんて爽やかな兄ちゃんなんだ。

 

交換そのものは簡単

注文して2日後に部品が届いたので早速交換してみる。

まずはクラシアンのCMみたいにならないよう流量調節栓を閉めます。
この水栓では上の写真の矢印のところ(真ん中の小さい部分)をマイナスドライバーで閉めます。閉める前に現状どれだけ開けているか(閉めるのにどれだけ回すか)を覚えておくと、交換後の流量調節が楽です。右側も同様に閉めます。

 

ここからサーモスタットの交換です。
向かって左側の温度調節ハンドルを外すのですが、小口にハンドルを固定しているキャップがあり、ちょうどマイナスドライバーを入れてくれと言わんばかりの欠き込みがあります。

 

欠き込みにマイナスドライバーを入れるとキャップが外れます。
そうするとこのまま真っ直ぐハンドルが引き抜けます。

 

ハンドルを引き抜いた状態。
ここから中央の白い歯車と外側の白いカバー?を真っ直ぐ引き抜きます。

 

真鍮のリング状のパーツが見えますがこれでサーモスタットが固定されています。
この真鍮リングをモンキーレンチで反時計回りに回して外します。
このリングの径が意外と大きいので、モンキーレンチも大きめのやつじゃないと嵌まらないと思います。

 

真鍮リングを外した状態。
水栓本体から飛び出て見えているこれ全てがサーモスタットです。これを真っ直ぐ引き抜くだけなのですが、結構固い上に手で引っ張るには持ちにくいので、ペンチなどでガシッと掴んで引っ張った方がいいです。

 

新しいサーモスタットはA-3070-1という品番

 

サーモスタット本体とそれを固定する真鍮リングがセットになっています。
本来は、真鍮リングごと交換するものですが・・・

 

左が外した物、右が新品に付属の物。
あきらかに大きさや長さが違うので、新品は使わずに外した物を再利用します。
水栓によっては再利用が必要なことは取扱説明書にも書いてあります。

 

と、いうことで後は上記と逆の手順で取り付けるだけです。
ただし、まだ温度調節ハンドルは差し込むだけの仮組みの状態にしておき、小口のキャップはしません。
一番最初に閉めた流量調節栓は、マイナスドライバーで左右とも元通りに開けます。

 

湯温調節(設定)がめんどくさい

サーモスタットを組み込んだだけでは、温度調節ハンドルの位置とサーモスタットによる吐水温度が合っていないのでその調節をする必要があります。

  1. 給湯器の温度設定を40℃以上にしておきます。(50℃以上などなるべく高くしておくと後述のタイムラグが少なくなり温度調整しやすい。)
  2. 吐水ハンドル(水栓向かって右側、温度調節ハンドルの逆側)を吐水口側へ全開にしてお湯を出します。
  3. 出たお湯を温度計で計り、40℃になるように仮組みした温度調節ハンドル(=サーモスタット)を回します。
  4. 40℃になったら吐水ハンドルを閉じてお湯を止め、回転させないように温度調節ハンドルを真っ直ぐ引き抜き、温度調節ハンドルの目盛「40」が水栓本体側の温度表示位置に合うように温度調節ハンドルを差し込みます。
  5. 最後に温度調節ハンドル小口のキャップをして固定します。

私は几帳面に説明書通り40℃になるように温度計で計りながらやりましたが、温度計は実際の温度を表示するまでにタイムラグがあって案外微調整が難しいです。
実際には、お湯をタッパのような器に出してそこに温度計を突っ込み、さらにお湯に手でつけて体感でこれくらいかなと当たりをつけて、温度計で確認するという作業の繰り返しでした。

おかげで、手がふやけて大変な目に。

 

まとめ

危険防止のため温度調節ハンドルの目盛が40℃でロックがかかる仕様ですが、実際にはそれが40℃ではなく38℃でも42℃でも、そのご家庭の使いよい温度でいいわけです。

そういう意味では、温度計を使わずに私のように手などで湯温を体感して温度設定をするのも正解なのではないでしょうか?

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